鬱ってステキです。

鬱病で入院したときに書き始めた日記です。鬱ってステキだと思える日記になればなぁと思ってます。

家族と過ごす辛さ

患者さんの話です。
「明日から外泊なんですよ」
「楽しんてきてくださいね」

私の外出体験を話した人なので、少し心配した様子が見えましたが、子供の試合だっていうので安易に大丈夫ですよ!なんて声をかけて別れました。


2日後、顔面真っ青で震えながら喫煙所に入ってきました。
「どうしたんですか?やっぱりつらかったですか?」
震える手でタバコに火を付けなが話し始めました。
内容は省略しますが、とても忙しく苦痛な2日間だったようです。

「苦しかったですね。よくそこまでできましたね。辛かったですね」
「妻にもきつかったと話したんですが、スッキリしなくて。けど、今、やっとすべてを吐き出せた感じです。ありがとうございます。やっぱり同じ病気の人と話すと一番分かってくれると思って」
昨日までとは別人のように震え、苦悶の表情でした。

少し涙目になった感じでしたが、こんな私でも役に立てたことが嬉しかった。共感ってこういうことかぁ。信頼されてるのかな?同じ患者だからこそ分かり合える。うつになって、感じたことです。
まるで子供を出産した母親にしか分かり得ないつらさや苦痛を、この人は分かってくれる、そう思ってくださったようでした。それも嬉しかったです。

うつ同士、共感した夜でした。


少しでも不安が小さくなりますように。