鬱ってステキです。

鬱病で入院したときに書き始めた日記です。鬱ってステキだと思える日記になればなぁと思ってます。

ある相談者の苦しみ

ある同年代の男性からの相談にのっています。入院時期も同じく、親しくなりました。

その方も私と同じように仕事による鬱病が原因で入院してきた方です。行動力があり、積極的に転職活動に取り組む方で、少しせっかちなところがあります。

昨日まで転職先からの合否の連絡待ちであるということで、「落ち着かないですよ。早く連絡がほしいですよ。仕事が決まれば家庭もうまく行くと思うんですよね」が口癖のように毎日、聞いている言葉です。

家庭がうまく行っておらず、奥さんからは自分勝手だと言われ連絡をとってくれなくなり、自宅外泊したときに、自分が入院したことや苦しみ、転職で収入が下がるが迷惑をかけると何度も説明したそうですが、子どもたちは無視してたようで相手にしてくれなかったようです。その家庭不和の打開策として、転職が決まればうまくいくと思っていたようですが、私には違うような思います。

私は妻に暴言を吐きましたが、それが良かったと思います。それからは夫婦で一緒に鬱病を受け止めてくれています。

なので、まずは家庭の理解を求めたほうが良いですよと、何度も言いますが、離婚されるかもしれないという状況を想定しているそうです。

 

そんな中、昨日、転職先からの合格の連絡が来たそうです。良かったですねと言いましたが、表情が暗く曇った表情です。話を聞くと、妻に報告して週末に自宅が泊しようとしたら、明日、妻が病院に来ることになったようです。「なんか苦しいですよ。仕事が決まったのに心が晴れないです」と話されました。「やっぱり仕事よりも家庭が大きい問題だったんじゃないですか?」と返答し、いろいろ話しました。

 

仕事がうまく行っても、安らぎの家庭が荒れていてはダメなんだなと改めて気づかせられました。仕事と家庭の両方がうまくいくことがとても大切だと、その方を通して気づいたように思います。

 

 

少しでも不安が小さくなりますように。