鬱ってステキです。

鬱病で入院したときに書き始めた日記です。鬱ってステキだと思える日記になればなぁと思ってます。

ある患者さんの後悔

喫煙所で話したある男性患者さんが今週退院されます。

入院当初から転職する、復職は考えられないと一貫していました。家庭のことよりも先ずは仕事を決めることが重要で、仕事さえ決まれば家庭もうまくいくが信条の方でした。

しかし、転職先が決まったのに、表情は固く、重苦しい様子です。

 

「何が気が重いのですか?」

「転職して良かったのかなぁ。気が重いのはそこに家族がいないからですかね」

 

今になって気づいたようです。何度も家族と一緒に鬱病や仕事のことを乗り越えていくことが大切ですよと言ってきました。

その方を責めてはいけないので、「最初は辛いでしょうけど、徐々にうまくいきますよ。あんまり考えると、一日中その事を考えるから切り替えて、考えるのをやめた方がいいですよ」と答えました。

 

私も同じです。復職が正しかったのか?、本当は転職が正しかったのではないか? 色々と悩んだ結果の答えなので、一先ずその考えでいこうと思ってます。

 

その患者さんが心配です。入院してから、どんどん下がっていってるような気がします。

家庭が大事。今、そのことをかみしめてるのではないでしょうか。

良い人生になると良いなと願っています。

 

 

少しでも不安が小さくなりますように。