鬱ってステキです。

鬱病で入院したときに書き始めた日記です。鬱ってステキだと思える日記になればなぁと思ってます。

手が震える

お寺の行事では、読経といってお経を声に出して読み上げることの他に、鳴り物といって木魚(もくぎょ)というポクポクと叩く物や鉦吾(しょうご)という金属製でカンカンと叩く物があります。

それらの鳴り物は読経に合わせてリズミカルに叩く必要があるので、緊張します。

今朝のお参りで、鉦吾を叩いていると手が震えてきました。「どうした?」と思いましたが手の震えがおさまりません。日々、緊張にさらされるお坊さん業務です。おそらく、緊張状態になると、それが耐えられずに苦痛に感じているんだと思います。鬱病の後遺症なのか、トラウマになってしまったのか分かりません。

「苦しんでたんだな。ごめんね」と自分に謝りながら終えました。

復職が順調に進み、無事にいつも通りに起床できるようになって、業務にも慣れてきました。回復を感じていますが、回復に時間がかかる、もしくは回復しないものがあるかもしれません。

以前のようには戻れないのかもな、そう思うと悲しくなりました。

でも、これはできるが、これはできない、と自分自身を見つめ直す良い機会かもしれません。できないものが分かれば無理をしないように気をつけることができます。

自分を大切にする良い機会だと思って、鬱病と一緒に歩いて行けたらいいなと思っています。

 

少しでも不安が小さくなりますように。