お前もか! 後編
私「寂しくなりますね」
部下「急なことなので驚いています。この部署が居心地が良かったなあ」
私「異動先の業務を優先してください。業務はだいたい把握していますから。荷物整理もぼちぼちされてください。ちなみに、私物ってどのくらいありますか?」
部下「ええっと、この辺りですね」
私「なるほど」
部下「これもです。あ、この辺りもです」
私「・・・・・・。結構大量にありますね。はははー」
どんどん出てきます。業務で必要な書籍や資料は分かります。その他にカップラーメン、ペットボトルのジュース、お菓子・・・・・・。まあ、このぐらいなら、どこの会社でもあるでしょうから良いですよ。
※心の声
(おいおい、この雑誌って自分の趣味だろう)
(おいおい、ドローンって、これも趣味だろう)
(おいおい、Amazonの段ボール箱がなんで大量にあるんだ。捨てろよ)
(おいおい、大量の紙袋を保管していてどうするんだ。捨てろよ)
(ここは会社であって自宅じゃねーんだぞ)
(そういえば、重鎮の尻ぬぐいをやってるのは私だよ。一切手伝わないし)
(それに、あなたは一体何の仕事してるんだ?お菓子食べたり、ネット見たり、寝たり。遊んでばっかりじゃねーか!そりゃ、居心地が良いはずだよね)
一通り、私物を確認した後、
部下「実は、自宅に置くスペースがないので、全部この部屋に置いといて欲しいのですが」
私「・・・・・・。」
※心の声(お前もか!)
それから3ヵ月が経過した現在、まだ荷物が残されたままです。重鎮のゴミ片付けも継続中です。
重鎮といい、部下といい、なんなんだ!こいつらは!
全く片付けする様子がないので強制執行します。部下の全ての私物を倉庫に移動します。
がんばらない、あせらない、イライラしない、振り回されない、そんな気持ちを心がけています。はははー。
最後までお読みくださりありがとうございました。
良い人生が歩めますように。