うれしかったことと、あきれたこと
復職して1年間の猶予期間が終了し、完全復帰しました。
次から次に仕事がやってきます。
肉体的にも精神的にも大変ですが、うれしかったことがあります。
それは、お坊さん業務の予定表に私の名前が挙げられているのを見た後輩や先輩達が、とても心配してくれたことです。
「本当に大丈夫か?」
「きつかったら代わりにやるからいつでも言ってくれ」
「当日の朝でもいい。時間ぎりぎりでもいい。遠慮するな」
涙が出そうになります。
私を一人の人間として、また一人の病人として受け止めてくれます。
その言葉に安心感を得ながら、やれるだけやってみようと思うことができました。
「やっぱりいい話をする」
「完全復帰おめでとう。やっぱりしっかりしている」
「あなたに甘えてしまうけど、やっぱりあなたに頼むと安心する」
そんなふうに言ってくれることが、とてもうれしいです。
さて、そんな優しい人ばかりだといいのですが、そういうわけではありません。
私が鬱で入院する原因を作った人たちは、優しい言葉など言ってくれません。それどころか、私を指導してきます。
「久しぶりだろうけど、あの話はちょっと違うんじゃないか」
待ってましたと言わんばかりに指導してきます。意地悪なんでしょう。お坊さんですけど。
私は、この人達に求めていることはありません。近寄らないで欲しいです。
完全復帰して1ヵ月。これからもうれしいことと、あきれることがたくさんあると思います。
うれしいことは素直に喜び、あきれることには腹を立てないようにしていけたらなって思ってます。
良い人生が歩めますように。