コロナウイルスの影響による、あるお父さんの奮闘記~前編~
私の勤務先であるお寺もコロナウイルスの影響により、行事を全て中止し、職員のみで行事を営んでいます。
正直、行事が中止になって、慌ただしい日々から逃れられ、穏やかな日々を感じたのは私だけではないと思います。
さて、私には小学生低学年と幼稚園児の子どもがいます。コロナウイルスの影響で休校休園になりましたが、一人で過ごすことのできる年齢ではありません。そこで、夫婦で話し合いをしました。
妻は公務員パートのため、休校に伴う在宅や休日などの措置は無いということで、休めば欠勤ということが判明しました。
私のお寺は、初動段階では職員に対する措置は全くありませんでした。まずは行事の中止を決定するなど、外部へ向けた対応が最優先でした。こんなもんです。
そのため妻が休めば収入が減るので、私が有給等を使って乗り越えようということを決めました。
翌日出勤し、有給やリフレッシュ休暇をスケジュールにぶち込んで組み直していると、上司が部屋に入ってきました。
ちょっとした打ち合わせの後、コロナウイルスの話に移り、休校による子どもの対応について聞かれました。
※私の心の声(こいつにしては珍しく気が利くじゃないか!)
そこで、事情を話すと理解を示し、スケジュールを組み直して子どもの監護を優先することになりました。
※私の心の声(こいつにしては珍しく気が利くじゃないか!)2回目
これで生活費に支障なく、子どもの監護もできる。たまにはやるじゃないか上司よ!
その時にはそう思ったのですが、上司の性格を忘れていました。詳しくは過去ブログをお読みいただければ幸いです。
さて、その日、就業時間を過ぎてスケジュールを組み直しました。3月時点では2週間ほどの休校であるとの通知が来ていましたので、業務にも影響なく、有休も残しつつ、監護ができることを喜んでいました。
そして、翌日、朝から上司が部屋に来て、いつものように、同じ話を繰り返します。どうも同じ話を繰り返すクセがあります。あたかも初めてのように、同じ話をします。私は初めて聞いたように「そうですか!段取りしましょうかね」と付き合ってあげています。すると、
上司:「スケジュールはどうですか?いつ休みますか?」
私 :「PCに予定を入れています。業務に支障はないと思います。期間も2週間程なので有給で十分対応できます」
※私の心の声
(そうだった!この上司、PCでスケジュールを把握するのが苦手だった!ほぼ把握できない。印刷でもして紙で渡すかなぁ)
そんな感じでやり取りを終了。
数日後、お寺の経営者から「コロナウイルスの措置として在宅OK」の通達がありました。
へー。遅いけど、考えてくれたんだ。ラッキー。
そう思っていると、上司が部屋に入ってきました。
上司:「先ほど在宅可能という通達がメールできました。有給もったいないので在宅にして下さい」
私 :「そうですか。では在宅に切り替えてスケジュールを変更して、またお知らせしますね」
今度は印刷して上司に提出して帰宅。妻に在宅になったことを伝え、子どもの監護もしっかりとできることに夫婦で喜びました。
~中編へ続きます~