鬱ってステキです。

鬱病で入院したときに書き始めた日記です。鬱ってステキだと思える日記になればなぁと思ってます。

定期診察

今日は毎月の定期診察に行ってきました。

ぼちぼちと業務をこなし、穏やかに過ごしてることを報告しました。

主治医からは、「入院する前は転職すると言ってたけど、穏やかに過ごせるようになって良かった。その喜びを感じられるようになったら良いね」と言われました。

 

喜びかぁ。復帰してからの今日までを振りかえると、会社は色々と配慮してくれています。

①部署異動を受け入れてくれた

②給与の減給なし

③お坊さん業務の軽減(期間限定)

解雇されることなく、必要最低限の業務で、給与も今まで通り。「ああ、そうか。私は幸せなんだな」と実感しました。復帰して約6ヵ月、やっぱり心の片隅には会社への怨みがまだ残っていたんだと思います。怨みの気持ちが壁となって、幸せを実感できませんでした。不平不満ばかりを言ってしまい、以前と同じ思考(心)に陥ってしまっていました。

怨みの気持ちを無くし、感謝し、喜べる気持ちを持てるようになることが私の課題かなと思います。

 

診察後、ミニバラを買いました。値段は300円。

たまに買ってたのですが、鉢が増えて置き場所が無くなってしまいました。

そろそろフラワースタンドを買って、ちょっとおしゃれな玄関にしたいと計画中です。

 

良い人生が歩めますように。

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ひな人形

毎年恒例ですが、ひな人形を飾りました。小さいひな人形ですが、娘の成長を願って飾りました。

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数年前、初めてひな人形を飾った日、娘は、ひな人形の前に座り、手を合わせてお参りしていました。私がお坊さんで、自宅の仏壇でお参りしている様子を見ていた影響なのか、ひな人形を仏像と認識していたようです。ほほえましい姿に、おもわず涙があふれそうになりました。

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子どもは、私の普段の様子をしっかりと見て、学んでいるんだなと思いました。こんな私でも、生きていることが大事なのかもしれないと思います。

 

少しでも良い人生になりますように。

定期診察の日

定期診察へ行ってきました。

主治医には下記を話しました。

①寒くなると身体がきつい

②同じ部署の人が異動するので、仕事を引き継ぐことになり、少し業務が増える。あまり気負わないようにしたいと思っている。

③元上司達とは、朝のお参りで会うぐらいで接点はほとんどなくなった。しかし、会ったり、以前の部署に行くと嫌な気持ちになる。

 

主治医からは下記を言われました。

①少々仕事が増えても、嫌だなぁ思わないこと。現状に感謝できるようになれると良い。

②元上司と会うと、嫌な気持ちになることもあるが、そんなことは世間ではたくさんある。当たり前のことだから、メソメソしない方が良い。

 

感謝の気持ちを持てるかというと、今は無理だなあと思います。死ぬほどに追い詰められたので簡単には変われません。

でも、変わることって大事だなことです。会社が配慮してくれて部署異動や給料も減額なしで勤務させてもらえることへ感謝できるようになれたら、もっと明るい気持ちになれるのかなと思います。

感謝の気持ちを持つことは、良い人生を歩むことに繋がると思います。

それを信じて、生きて行きたいです。

 

良い人生になりますように。

大寒の修行を終えました。

大寒の修行を無事に終えることができました。前回のブログでは修行期間を7日間と書きましたが、正しくは8日間です。

 

今回は、瀧行などを免除してもらい、正式なスケジュールを修めてはいません。そのことが気がかりで、「逃げている、恥ずかしい、情けない」という感情がありました。でも、修行初日に、「今の自分にできることを精一杯できている、そんな自分でいいじゃないか」と思い、気持ちが軽くなったような、うれしい気持ちになりました。

 

日を追う毎に、少しずつ疲労が蓄積していきます。体調不良が続いており、カゼを引いたような状態です。のども痛く、タンも詰まり、また鼻水が止まりません。お堂の床は冷たく、体温が奪われていきます。呼吸する度に冷たい空気が鼻やのどを刺激します。自律神経の乱れもあるのか、体温が急上昇して汗をかくときもあります。

 

身体の不調は心にも大きく影響します。うれしくなった気持ちは少しずつ小さくなり、苦しい、きついの気持ちが大きくなっていきます。

 

そんな気持ちで読経する中、「精一杯できないこともある。それでも良いじゃないか」。そんなことを思えるようになりました。絶対やり抜かねばならないという考え方しかできなかった私にとっては、固く結ばれたヒモが解けたように、ホッとしたような気持ちになりました。

 

今回は、色々と考えることが多かった大寒の修行だったように思います。

 

精一杯できる日もあれば、精一杯できない日もある。それでも良いじゃないか。自分を責めてはいけませんよ。

 

そんなことを仏様から諭していただいたような、今回の大寒の修行でした。

 

良い人生が歩めますように。

大寒の修行

1年で最も気温が下がり、最も寒いといわれる「大寒(だいかん)」の時期になりました。時々テレビでも報道されているので、ご存知の方も多いと思いますが、お寺や神社では、大寒の時期に修行をしています。

 

私の職場であるお寺でも、この大寒の時期に修行をしています。1年間の仏道修行を精進していくための大切な修行と位置づけられています。

期間は7日間。業務が終わってから実施されています。修行内容は瀧行、読経とシンプルです。

 

先ず瀧に入ります。皆さんご存知のように、ふんどしに着替えて水を浴びます。普段から瀧行をしているので、水を浴びることに苦痛はありません。けど、ふんどしに着替えるときに裸になるので、私はこの瞬間がとてもつらいです。温もった衣服を脱いでいくのがつらいです。

 

もっと辛いのが瀧行の後です。全身が瀧の水で濡れているのでガタガタと震えます。寒い、冷たいはもちろんですが、とても痛いんです。風の強い日は、あまりの寒さに意識が飛びそうになります。

 

瀧行後、ガタガタ震えながら衣服に着替えます。急いで着替えないといけないのですが、手足がかじかんで、指先がうまく動かせません。着替えも一苦労です。

 

なんとか着替えを終え、休むことなく、お堂へ向かいます。歩いて約15分のお堂に集合し、全員で約1時間の読経をします。そのお堂には、もちろん、エアコンはありません。畳もありません。板張りの床があるだけです。すきま風がビュービューと入ってきます。着座すると体温が奪われていきます。

 

たった7日間の修行ですが、日を追う毎に、寒さと疲労で苦しくなっていきます。次第に「なんのためにやっているのか。命は大丈夫か?」と思うようになります。苦しみながらも毎年、大寒の修行を乗り越えてきました。

 

今年は昨日から始まりましたが、私は体調不良が続いており、またカゼも引いているため、不参加にするか悩んでいました。悩んで悩んで、結局、参加することにしました。

通常のスケジュールは無理だと思い、瀧行は免除してもらい、お堂での読経にだけ参加することになりました。

 

こんなので良いのだろうか?逃げてしまった、情けないと自分を責めながら読経していると、ふと思いました。「立ち止まって良いじゃないか。弱くなった自分を受け入れればいいじゃないか。一歩ずつ進んでいったらいい。今日はこれが出来た。そんなふうに思ったらいいじゃないか。恥ずかしいことじゃない。逃げたわけでもない。今日は出来たじゃないか」。宗教的な言い方をすれば、「仏様が諭してくださった」と感じました。

 

以前のようには戻れないかもしれませんが、そんな自分で良いじゃないかと思いながら、一歩ずつ進んでいきたいです。残り6日間。がんばります!

 

良い人生を歩めますように。

今年初の診察

昨日、今年初めての診察に行ってきました。

昨年は鬱病を発症して入院、そして復職といろいろありました。まさか自分が鬱病を発症するとは思ってもいませんでした。人生っていろいろあるんだなと実感しています。

 

無事に正月業務を乗り越えましたが、やっぱり身体が弱っているため、普段より疲れてしまいました。体調のことなど、色々と主治医と話をしたいと思っていましたが、まさかの休日のため不在。代理で院長に診察していただきました。

約1分で診察終了。同じ薬を1ヵ月分、処方してもらいました。

 

こんな日もあるかとロビーで会計を待っていると、入院していた患者さんと出会いました。その方は、緊急で入院し、暴れていたため保護室からスタートしていました。一般病棟に移動してからも、しばらくは目つきがギョロギョロして危ない感じでしたが、とても穏やかな表情になっていました。私を覚えていてくれたので嬉しかったです。

お互いがんばろうねと話して分かれました。

 

会計を済ませ振りかえると、お世話になった看護師さんに声を掛けてもらいました。「表情も明るくて元気そうに見えるけど体調はどうですか?」との言葉にやさしさを感じて嬉しくなりました。

入院のおかげで自殺することなく、再出発することができたのも病院のおかげです。改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

今年の目標は「無理をしない」、「自分を大切にする」ことを意識したいです。

 

良い人生を歩めますように。

ほんげんぎょう

1月7日、北部九州では「ほんげんぎょう」という行事があります。

正月飾りのしめ縄や餅などを燃やし、無病息災や除災招福などを願う習慣があります。関西方面では、「どんどやき」って呼ばれているそうです。

 

私が勤務するお寺では早朝に、ほんげんぎょうを開催しています。今年は鬱病のおかげで部署移動したので、休日を取ることができました。そこで、子どもたちを連れて行きました。親の勝手な思いですが、いろんなことを経験させてあげたいという思いがあります。

 

今年から開始時間が遅くなりました。8時開始なので15分前に到着。車から出ると黒い煙が見えます。まさか⁉ もう始めた⁉ 子どもたちの手を握り、慌てて現場に行きました。やっぱり······。既に燃え尽きています。

こいつら、時間を守らず、勝手にやりやがって!! いつもこんな感じなんです。自由すぎるんです。

怒りを抑えながら、持参したしめ縄を子供に渡し、残り火の中に投入させました。

 

ほんげんぎょうが終わり、焼いたお餅をもらいました。子どもたちが食べたいというので自宅に帰り、電子レンジで温めて食べました。醤油と砂糖を混ぜたタレですが、子どもたちは嬉しそうに食べています。

こんな形でも経験させて上げることができて良かった、と思うようにします。

来年はもう少し早めに行って、儀式も体験させてあげたいです。