退院祝い
昨年の緊急入院で4ヶ月間も休職したので、たくさんの関係者に心配と迷惑をかけました。復職して、たくさんの方々に声をかけていただきました。
「無理するな」
「がんばるな」
「いい加減に仕事をしとけ」
「心配したよ。戻ってくれてうれしい」
「元気そうな顔を見られてよかった」
涙を流して下さる方、抱きついてくる方、本当にたくさんの方に迎えてもらいました。
途中で投げ出すことになったわけですが、それを悪く言う人はいませんでした。
入院までに担当していた係の関係者の方々が「ゆっくり食事でも行こう」と誘って下さいました。「はーい」って返事していたら、数ヶ月後、なんと旅館で一泊しての飲み会を計画して下さっていました。私の妻に電話してきて、「連れて行ってもいいか?」と了解までもらっていたようです。しかも「お金はいらない。送迎もする」ということで、とても恐縮しています。
その飲み会が今日なんです。これから行ってきます。
こんなに喜んでもらえるって嬉しいことだなぁと思います。がんばってきた結果に得られた信頼だと思いますが、その結果、入院ってなんか複雑です。
そんなことは忘れて、お祝いしてくれるので楽しんできます。
令和元年6月定期診察
毎月の定期診察に行ってきました。1ヵ月ぶりのブログ更新です。この1ヵ月、忙しかったな(T_T)
主治医に、最近は忙しく、自分のクセである「がんばりすぎてしまう」が出始めたので、注意しないといけないと思いながらも、ついついクセが出てしまうことを話しました。主治医は、
「あなたが入院したことで、たくさんの面会をすることができ、あなたのことを知ることができた。あなたは勤勉で真面目であるが、それが落とし穴になっている。あなたには『あそび』が必要だよね。車の操作も『あそび』があるから運転できるように、また、電線もピーンと張らずに、『あそび』があるから、切れずに突風にも揺れながら耐えられるように、あなたにも『あそび』が必要だよね。不真面目な人には言わないけど、あなたの性格を十分に知っているから言ってるんです」
入院していた4ヵ月、毎週1回の面接で自分のクセを知ることができました。また、「人間は簡単には変われない」ということも知りました。
今は、「簡単には変えられない」ことを実感し、同時にブレーキをかけられるようになったことも実感しています。「またクセが出てる」と気づけるブレーキです。
色々と大変なことばかりですが、大変と思わないように生きていくことを大切にしたいです。
良い人生が歩めますように。
お前もか! 後編
私「寂しくなりますね」
部下「急なことなので驚いています。この部署が居心地が良かったなあ」
私「異動先の業務を優先してください。業務はだいたい把握していますから。荷物整理もぼちぼちされてください。ちなみに、私物ってどのくらいありますか?」
部下「ええっと、この辺りですね」
私「なるほど」
部下「これもです。あ、この辺りもです」
私「・・・・・・。結構大量にありますね。はははー」
どんどん出てきます。業務で必要な書籍や資料は分かります。その他にカップラーメン、ペットボトルのジュース、お菓子・・・・・・。まあ、このぐらいなら、どこの会社でもあるでしょうから良いですよ。
※心の声
(おいおい、この雑誌って自分の趣味だろう)
(おいおい、ドローンって、これも趣味だろう)
(おいおい、Amazonの段ボール箱がなんで大量にあるんだ。捨てろよ)
(おいおい、大量の紙袋を保管していてどうするんだ。捨てろよ)
(ここは会社であって自宅じゃねーんだぞ)
(そういえば、重鎮の尻ぬぐいをやってるのは私だよ。一切手伝わないし)
(それに、あなたは一体何の仕事してるんだ?お菓子食べたり、ネット見たり、寝たり。遊んでばっかりじゃねーか!そりゃ、居心地が良いはずだよね)
一通り、私物を確認した後、
部下「実は、自宅に置くスペースがないので、全部この部屋に置いといて欲しいのですが」
私「・・・・・・。」
※心の声(お前もか!)
それから3ヵ月が経過した現在、まだ荷物が残されたままです。重鎮のゴミ片付けも継続中です。
重鎮といい、部下といい、なんなんだ!こいつらは!
全く片付けする様子がないので強制執行します。部下の全ての私物を倉庫に移動します。
がんばらない、あせらない、イライラしない、振り回されない、そんな気持ちを心がけています。はははー。
最後までお読みくださりありがとうございました。
良い人生が歩めますように。
お前もか! 中編
重鎮「いやあ、これは大変だ。こんなにあったんだぁ」
私「そうですね。どうしましょうか?」
重鎮「うーん。どうしようかなぁ」
※心の声(どうしようかじゃねーよ!自分のだろ!全部捨てるぞ!)
私「大切な物ばかりでしょうから、ご自宅に持ち帰られたらいかがですか?」
重鎮「自宅にはスペースがないので、こちらに置いといてください」
※心の声(レンタル倉庫じゃねーんだよ!持ち帰れないなら捨てろよ!)
私「そうですか。少しずつ整理されていってはいかがでしょうか?例えば、この辺りの資料は捨てましょうか?」
重鎮「利用価値があるので使って下さい」
私「データがあるのでいらないです」
重鎮「紙であった方がすぐに確認できて便利ですよ」
私「データがあるのでいらないです」
重鎮「探し出すのが大変ですよ」
私「データがあるのでいらないです」
こんな感じのやり取りをしながら、一箱も片付くことができないまま、気づけば2ヵ月ほどが経過。これじゃダメだ! ということで、思い切って重鎮に提案をしました。
①全ての物(書籍からゴミまで)を寄贈(譲渡)していただく。
②私が業務に必要な物と不要な物を選別する。
③不要な物を確認していただき、思い出の写真などは持ち帰る。
④最後に残った物は処分する。
どんな反応をするかなあと思っていたら、
重鎮「寄贈するのはちょっと・・・。利用してもらって良いので、置いといて下さい」
私「それでしたら、来られる回数を増やしていただいて、片付けをお願いします」
それから1ヵ月後。
重鎮「ちょっと片付けは無理そうなので、全部寄贈します。お役に立てると思います」
※心の声(寄贈しますじゃねーよ!ゴミばっかりじゃねーか!)
私「そうですか。ありがとうございます。大切に利用させていただきます」
さすがに大量の私物(ほとんどゴミ)の片付けに、残り少ない人生をかけられないと判断したようで、提案通りになりました。とりあえず、一件落着!
毎日、コツコツと分別しながら片付けをしています。ゴミ山に囲まれながらも、少しずつ片付けられていくことがうれしく、気持ちが良いですね。
そんな中、重鎮の部下が人事異動で別の部署に行くことになりました。
後編へ続く。
お前もか! 前編
がんばらない、あせらない、イライラしない、振り回されない、そんな気持ちを心がけていますが、ついイライラしてしまうことがあります。
そんなイライラな出来事の1つをブログに書こうと思います。
イライラな出来事、それは「ある退職者の私物の片付け」です。
「ある退職者」は数十年もの間、奉職して下さった重鎮です。私の現在の部署の責任者でした。
偉い方なので、個室が与えられていました。その個室には業務に必要な書籍や資料がたくさんありました。でも、業務に関係のない物もありました。例えば、推理小説などの趣味の文庫本が1,000冊以上。その他にも、パンフレットや雑誌、旅行に行った記念写真や記念品、年賀状、電気ポットや湯呑み等々。私物が多すぎです。ここは自宅じゃないんですよ。会社ですよ。
その重鎮が退職する際、片付けが間に合わなかったようで、とりあえず、私の部署に運搬したそうです。1,000冊以上の書籍と文庫本の他に、ガラクタ類が詰め込まれた段ボール箱が約50箱もありました。
重鎮は、「片付けに来ますから♪(^o^)」と部下に言っていたそうです。毎月3~4回ぐらい顔を出すそうですが、実際は、コーヒー飲んで、世間話して、「この後、用事があるので、また来ます♪(^o^)」の繰り返しで全く片付けは進まず・・・。そんな調子で1年が経過。
そんな状況に私が部署異動してきました。その部署には重鎮の部下が1人います。部屋に入ると、山積みにされた段ボール箱と書籍が大量に置かれています。しかも、私の机の隣にあるんです。大量の埃がエアコンの風で舞い上がっています。鼻はかゆいし、呼吸するのが嫌になります。
部下「全然片付けしてくれないので困ってるんですよ!私物なんで持って帰るべきですよね!」
私「困りましたね。大変ですね。リハビリがてら片付けますよ」
部下「まだ他の部屋にもあるんです」
私「え!?まだあるんですか?」
部下「こちらに・・・」
私「・・・・・・。」
部下「あそこの部屋にも・・・」
私「・・・・・・。」
とりあえず、部屋に運びました。また増えていく段ボール。埃も追加です。
これで全部かなって思っていると、重鎮の後任である上司がやってきました。
上司「実は、私の部屋にもあるんですよ」
私「え!?」
上司「重鎮には部屋から出て行ってもらったんですが、まだ残っている荷物があるんです。どうしましょう?」
私「・・・・・・。とりあえず、一箇所にまとめましょう。私の部屋に運びましょう」
さらに増えていく段ボール。山積みしていたら崩れてきたので、床に広げたら更に狭くなった私の部署。上司や重鎮の部下が片付けを手伝ったらいいのになぁ、と思ったのですが、「私物のため、本人確認が必要なので、手を付けられなかった」とのことで、放置するしかなかったそうです。
しばらく、ゴミ山と一緒に暮らすことになりました。そんな状況に重鎮が登場。
中編へ続く。
コーヒー屋さん
コーヒー屋さんへ行ってきました。
初めてのお店で気分がとても良いです。新しいものってワクワクしますね。
さて、3種類から選択するコーヒーで失敗しました。私はコーヒーの酸味が苦手です。コーヒーの知識がないので、どうしようかなぁと思ってメニュー表を眺めていました。目に止まったのが、「軽やかな口当たりのスッキリしたブレンドの織姫ブレンド」、これにしよう!
飲んだ瞬間、「あ!酸っぱい!」。よくよくメニュー表を見返すと、酸味レベル5段階中で5でした。これも経験、次は他のにしようと前向きに考えました。ネガティブ思考を持つ私には、とても良い気持ちの切り替えです。
こんなふうに考えられたら、人生楽しくなるんだろうなって思います。
仏教の開祖であるお釈迦様は、自分の考え方が間違っていたことに気づかれ、正しい考え方や見方を体得されました。お釈迦様と比較することは失礼だと思いますが、今の私には、前向きに考えることが「考え方を変えていく」ことになっていると思います。私にはとても大切な修行です。
良い人生が歩めますように。
平成31(2019)年4月の定期診察日
今日は精神科の定期診察日です。
なんか久しぶりな気持ちで担当医師と面接しました。
私が回答した内容は下記の通りです。
①ぼちぼちやっている。
②欠勤もなく、毎日出勤している。
③異動した現部署の上司の指示がめちゃくちゃで分からない。
④それに振り回されないよう気をつけている。
⑤以前と比べて、自分の考え方が変わったように思う。
⑥以前は上司の指示に対して不満に思うと、それにとらわれてイライラしてしていた
が、人間って色々な人がいるんだなぁと、ちょっと距離を置くことができるように
なったと思う。
⑦まあ、つきあってあげようという気持ちで取り組めるようになったと思う。
⑧入院中のご指導のおかげです。「自分なりの折り合いを付ける」ということが実践
できているように感じる。
担当医師からは下記を言われました。
①毎日、欠勤が無いことがすばらしい。安心した。
②高学歴で思い出したが、私の父も高学歴。高学歴の人は変わっている。
③自分のスタンスを根底から変えようとするのではなく、自分のスタンスは大事に
しながら、相手とのつきあい方を変えるような対応が良いと思う。
④入院中と現在を比べると、見違えるように変わったと思う。
その時の苦しみを乗り越えることができたんだと自信を持って良い。
⑤苦しい時期を乗り越えられたことは、奥様のおかげだと思う。
奥様を大事になさって下さい。
「妻には感謝しています」と答えて、診察が終わりました。
ロビーで会計を待っている間、改めていろんなことがあったなと思い出しました。ここに入院していたことが嘘のような気持ちがします。
退院して6ヵ月が経過しましたが、この病院のおかげだなと感謝しています。良い先生に出会えたことで自殺の思いは消えました。今では、自分の人生をどのように生きていくのか、それが永遠のテーマのような気がします。まだよく分かっていませんが、とりあえず、楽しいことをしてみようという気持ちです。
仕事も大事、家庭も大事、でも一番大事なことは、自分の命だと思います。その命をどのように生きていくのか、あせらず、ゆっくりと生きていければいいなあと思う毎日です。
良い人生が歩めますように。